こんにちは 松島です。
兵庫で歯科医師をしています。
以前僕はツインストロボとリングストロボの差についてお話しましたが、今日はツインストロボの扱い方をお話していこうと思います。
僕はこのツインストロボで撮る写真がすごく好きで、自分が口腔内写真撮る時にはツインストロボ以外使いたくないという風に思っているんですね。
リングストロボ・・・
簡単便利だけど、若干光が均一に当たってのっぺりした雰囲気になって画質が今一つ。
ツインストロボ・・・
めちゃくちゃ良い感じに撮れるんだけど、ちょっとカメラの知識がいる。
さらにいつも紹介しているリングストロボと比べるとツインストロボは価格が高いのですが、今回比較的安く良い製品が出てきたので今回それを紹介していこうと思います。
ツインストロボは発信機とストロボ本体が必要
まず概要を説明すると、ツインストロボというものは2つのパーツから成り立っています。
電波を飛ばす送信機と
電波を受けて光るストロボの発光部です。
細かい使用方法は後ほど解説しますが、こういう仕組みで発光しているので、この2つの機材をそれぞれ手に入れてもらう必要があります。
ストロボオススメは Godox MF12
僕が今使用しているツインストロボはこちらGodoxのツインストロボです。
商品リンクは概要欄に貼っておきますので是非それも見てみてください。
GODOX MF12マクロフラッシュ
2灯キット:https://amzn.to/3iMGbvN
この製品はかなり高価であることが多いツインストロボを身近にしてくれる製品で、
比較的低価格なのに高性能というので非常にありがたい存在です。
発信機のおススメは Godox X-ProN(Nikonのカメラ用)
Godox X-ProN: https://amzn.to/3tIWBec
ストロボのセッティング
このストロボは無線で発光するので、送信機とストロボのペアリングが必要になります。
ストロボ本体のセッティング
1.レンズの先に付属のリングを付ける。
フィルター径ごとに何枚かリングが入っていて、お持ちのレンズに合ったものを用意して、ねじ込んでください。
2.リングの先にアタッチメントを取り付ける
3.ストロボを1つずつアタッチメントの凹みから取り付ける
ストロボのアタッチメントには裏面見ると一部凹む部分があるので、ストロボの可動部の挟む場所をそこに入れてもらって、2つのストロボが両サイドになるように設置したら準備は完了です。
これでストロボの設置は完了です。
送信機のセッティングとペアリング
つづいてカメラに送信機を取り付けます。
まずカメラのホットシューという部分にこの発信機をつけます。そして、電源を入れましょう。
こっからはややこしい部分になりますが、この発信機とストロボを同期させる必要があります。
そこで覚えておいていただきたいのは、チャンネル と グループです。
チャンネル(CH)とは
これはテレビのチャンネルと同じ意味です。
この送信機から1~32のチャンネルどれに向けて電波出しますというのを決めて、このフラッシュも同様にどのチャンネルから電波を受けるかを決めます。お好きなチャンネルを選んでください。僕は2チャンネルを使用しています。
まず送信機をチャンネル2に合わせる。
そしてストロボ側も2チャンネルにする。これで1段階クリアです。
グループ(GR)とは
グループの説明は長くなるので、ここは省きます。
今回は単純に発信機もストロボも全て同一のものにしてください。例えば発信機もストロボもグループAというものに合わせてください。
ここまでできると送信機を押すとストロボが光る。こういう状況が作れました。
これでセッティングが終了です!
カメラとストロボの設定
セッティングが完了したら最後が重要な露出の設定です。
ここに関してはカメラ側の設定とストロボの設定に分けて説明します。
【カメラの設定】は数値をマネするだけ
これに関してはいつもと同じです。
Mモードにして
f22 固定
ss1/200 固定
ISO 200~800
このあたりで良いかなと思います。
これで基本設定は良いんですが、もう1つ気を付けるのがホワイトバランス(WB)です。
ストロボごとに若干光の色が違うので、今回のストロボの場合はWBをK指定できるカメラであれば5600くらいに合わせて、撮ってみて微調整することをおススメします。
ストロボの光量は1/4+0.7 を使用してます
この画面と同じようになるように設定を触ってみてください。
とりあえずこれだけできれば以下のような感じに口腔内写真で良い感じに撮っていくことができます。
ぜひ参考にしてみてください。
今回使用した機材は商品の詳細ページで解説していますので、
こちらをご確認ください。
ツインストロボを使用して
より高画質に撮影する方法について
応用的な使い方
で、口腔内写真に関してはこれだけで十分なんですが、このストロボというかこの発信機があれば応用的な使い方ができます。
たとえば発信機で使用したGodoxからでているV860iiiとかTT600というGodoxのストロボを持っていれば、無線で飛ばして写真を撮ることができるので、例えば顔貌写真なんかで結構かっこいい写真館みたいな写真が撮れたりできます。
そこまでされることはあまりないかとは思いますが、こういう使い方も面白いと思いますので、もし参考になれば嬉しいです。
これに関してはより専門的に記事や動画を作成していますので、ご興味ある先生はそちらをご覧ください^^