【口腔内写真】撮影方法

【口腔内写真の撮り方】口腔内写真6枚法 (9枚法)の設定

で今日は口腔内写真の撮り方の設定編というテーマでお話していこうと思います。

僕はYoutubeやHPで口腔内写真に関する機材の紹介だったりとか撮り方の紹介っていうものをしているのですが、以前こういった動画を出しました。

そしてその動画の中で『設定編』のと『実践編』というものをやります!と言ってたんですが、ちゃんと作成していなかったので、改めて作り直そうと思って今回記事を作っています。

口腔内写真というのは撮り方が分かっても、
設定がうまくいってなかったらキチンと撮れない

なので今回は設定についてしっかり解説していこうと思います。

口腔内写真は設定さえ適切なら
誰でもきれいに撮れる

口腔内写真というのは正しい機材を使って、適切な設定を行えば誰が撮っても綺麗にそして規格化された写真を撮ることができます。

ではそこについて解説していきます。

口腔内撮影の重要な要素

今回は設定についてのお話ですが、それについてお話しする前に、口腔内写真を撮る上で意識すべき重要なことをお伝えします。

それが

規格性 です。

規格写真という言葉は聞いたことがある先生方も多いとは思うんですが、イメージしにくい方も多いと思います。

簡単に言えば

撮影の設定・構図を一定にすることで
術前術後の比較や審査診断を行いやすくする方法
です。

実例を示します

術前術後で同じ設定・同じ距離で撮ることによって、何が変わって何が変わってないかっていうのを見ることができます。

こうしてみると術前術後の変化が一目瞭然ですよね。

こういったところが規格化した口腔内写真の特徴になります。

続いてはまた別のケース

今回は同じ患者さんではなく、全て別の患者さんでの写真なのですが、これらの写真は全て同じ機材を使って、同じ設定を使用して写真を撮っています。

同じ機材を使って・同じ構図で・同じ明るさで写真を撮ることによって、それぞれの人の個性が分かります

こういったところで規格性というのはすごく生きていきます。

口腔内写真をこれから撮影していくのであれば、
歯が写っているだけの写真ではなくて、こだわって規格化された統一感のある写真を残していって欲しいです。

こういうテーマを持ってそれぞれの設定について解説していきます。

口腔内6枚法(9枚法)の設定

まずは口腔内写真6枚法に関して、設定が必要な項目をまとめてみました。

  1. カメラ設定
    ・カメラのモード
    ・f値
    ・シャッタースピード
    ・ISO感度
    ・ホワイトバランス
  2. レンズの設定
    ・AF/ MF
    ・撮影倍率
  3. ストロボの設定
    ・TTL / Mモード
    ・光量

設項目がたくさんあるので、なかなか分かりにくいと思うのですが、ひとつひとつ解説していきます。

全部 真似をしていってもらえたら簡単かと思いますので、これを参考にしてみてください。

ちなみに僕が使用している機材がこちらになります。
今から口腔内写真の写真を始めていきたいという先生方はこういったものを参考にしていただけたらと思います。

カメラ設定

まずはカメラの設定から

まずカメラのモードというものを決めます。
カメラの設定する項目を決めるところです。

カメラのモードはどうやって決めるかというと、下の写真のようにM S A Pと書いてあるモードダイヤルというものが多くの場合あるので、そこのところを回して Mという文字のマニュアルモードにしていただけたらと思います。

モード:マニュアルモード(Mモード)一択

この Mモードにすることによって何ができるかというと
f 値・シャッタースピード・ISO感度っていうものを切り替えることができます。

ではそれぞれの設定内容を見ていきましょう。

F値・シャッタースピード・ISO感度の設定内容

・F値 25
・シャッタースピード 1/200
・ISO 200 (状況によって変更します)

この設定をまず真似していただいて、必要があれば少しずつ変えていただくような感じがいいと思います。
カメラの説明書を見ながら設定の数値を合わせてください。

ホワイトバランス(WB)はKモードで5400K 指定

続いてホワイトバランスという項目の設定になります。

ホワイトバランスというのは写真の色味を決める設定になります。

以下の写真はZ50というカメラの背面液晶なんですが
i メニューというボタンを押すと、こういうメニューが出てくるので、
ここでホワイトバランスを選んで変更してください。

Kモードで 5400K を指定

ホワイトバランスを選ぶと最初は【Auto】になっていると思うんですが、それを横に行って【 K 】というケルビン指定のホワイトバランスというものに変えていただきます。

そこのところで下ボタンを押すと、さらにこのケルビン指定の数値っていうのを入力できます。ここを5400という数値に変えていただくといいんじゃないかなと思います。

ここはストロボとかレンズによって若干ずつ色味違うのでご自身で撮った写真を見ていただいて、良いなと思う色になる数値に合わせて頂くのが良いかと思います。

だいたい5400を中心に±200ぐらい5200~5600ぐらいで合わせていけば問題ないかなと思うので、ここのところは撮影してみて、仕上がりを見ながらホワイトバランスの数値を合わせてみてください。

ここまで出来たらカメラの設定は ok です。

レンズ設定

続いてレンズの設定に行きます。
レンズの設定というのは基本的にやることはそこまでありません。

するべきことっていうのはまずピントです。
ピントをどうやって合わすかというところなのですが、ピントの合わせ方っていうのは2種類を大きく分けるとあります。

オートフォーカス(AF)
カメラが自動で合わせてくれるモード

マニュアルフォーカス(MF)
ピントを自分の手で合わせていく方法

MFで撮影しよう

難易度が簡単なのはオートフォーカスというカメラまかせのモードだと思うんですが、
規格性を重視するのであればマニュアルフォーカスで写真を撮ることをお勧めしています

※ここからはもうマニュアルフォーカスで取ることを前提とした設定に行きます。

撮影倍率を1:3に合わせる

マニュアルフォーカス(MF)で撮る場合に重要なのは、撮影倍率という項目です。
常に同じ位置でピントが合うように固定して撮っていくことが求められます。

今回使用しているカメラの場合、1:3という倍率になるような位置でレンズのフォーカス位置を合わせて撮影します。
下の写真を参考にしてみて下さい。

オレンジの3という数値にダイヤルが合う様にピントリングを回します^^

上のオレンジが撮影倍率の数字

ピントをカメラが自動的に合わせるのではなく、
自分が患者さんの歯に対してカメラの距離を前後させることによってピントを合わせて写真を撮っていきます。

ストロボ設定

ストロボの設定に関しては基本的に簡単です。

方法① TTLモードを使用する

今回紹介しているKF-150というストロボに関してはTTLっていうモード搭載していますので、これを使っていただくので良いのではないかなと思います。

TTLっていうのは何かというとストロボのオートモードです。
カメラが設定が決まっていたら、ストロボがオートで発光する光の量を決めてくれて、適切な明かるさで撮ることができます。

方法② こだわる場合はMモードを使用

ただ、TTLも写真の明るさがばらつくことも多いので、もっと規格化した写真を撮ろうっていう風に思うとTTLではなくてストロボのMモードを使用したほうが良いかなと思います。

Mモードというのは撮影者自身でストロボの発光量を決めるっていうモードになります。
ちなみに僕はMモードを使用して撮影しています。

カメラのMモードがだけじゃなくてストロボまでマニュアルとなると、かなり複雑だなというふうに思われるかもしれませんが、実際にはそうではありません。

さっきのカメラとレンズの設定をしてもらえれば、このKF150というストロボをMモードの1/16という発光量にしておけばそれで十分ですので、そこまで手間でまでもないです。

また一度設定を合わせてしまったら、ほとんど設定の変更は必要ないので最初だけ頑張ってみてください。

TTLを使用する際中級機以上だと問題ないのですが、Z50とかD3500とかD3400といったカメラっていうのはストロボのオートモードが誤作動しやすいです。

初期設定だとすごく明るく撮れてしまうことが多いので、フラッシュの調光補正という項目をメニューの中からを選択していただいて±0→-1.7~-2ぐらいに調整していただく方がいいかなと思います。

これでカメラ・レンズ・ストロボの設定が終わりました。
これでようやく撮影できます^^

実践編は後半で

口腔内写真は設定が重要なので、ここまで理解していただけたらほとんど8割はうまくいったようなものです。

今後続きの記事を書いていきますので、次回の記事をお待ちください。

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