【口腔内写真】機材

10万円以下で始める口腔内写真カメラセット

口腔内写真用のカメラというと以下のようなイメージはないですか?

『難しそう』『機材か高い』『面倒』

実際、専用の一眼レフ等のカメラって高いし複雑ですよね。
ソニックテクノだとか、良いものを手に入れようと思うと3~40万円くらいします。

実際私自身は勤務医なので、自分の給料の中からカメラを揃えます。
そのためあまり高価な機材を揃えるわけにも行かず、
コスパの良いものを模索してきました。

その中でカメラについて調べていると、趣味が高じてYouTubeでカメラ関係のチャンネルを運営するまでに至りました。

その経験を活かして今回は
10万円以下で買えるカメラセットについて書いて行こうと思います!

僕のオススメの機材を紹介します

必要な機材はカメラ・レンズ・ストロボの3つです

【カメラ】Nikon D7000 or D7100
【レンズ】Tamron 90mm f2.8macro / Nikon60mmf2.8micro
【ストロボ】K&F Concept リングストロボ

このセットがあれば低価格でキレイな写真が撮影できます!

カメラレンズは中古を利用して紹介していますので、中古に抵抗ある方はご注意下さい。

ではそれぞれの機材に関して詳しく説明します。

機材について詳しい方は以上の情報だけで十分だと思います。
そうでない方は以下の詳細情報をチェックしていただくか僕のお勧めしている商品まとめも参考にしてみてください♪

【カメラ】Nikon D7000・D7100

カメラに関しては色んなカメラメーカーがあり、その中でミラーレスや一眼などタイプが様々あります。
その中で迷われる方も多いとは思いますが、僕はNikon一眼レフをオススメしています。

その理由は2つ。

  1. Nikonは色の再現性が高い
  2. 一眼レフは古いものでも性能が良く・長持ち

1.Nikonと比較されるCanonとの対比

カメラにはそれぞれのメーカーによって色の特徴があります。

Canon
人を撮るにはすごくいい色味になるけど、ちょっと強調されたような色味になりがち(特に少し前の機種には顕著)

Nikon
そっけない色味になりがちだけど、忠実に色を再現してくれる。

あくまで傾向の話ですが、口腔内に関しては現実よりいい感じの色味にとれてくれる必要はなく、忠実に再現してくれる方が当然良いです。

ですので口腔内写真に向いているのはNikonかなと個人的には思います。

余談ですが、その他のメーカーだとsonyのカメラもいいかなと思っていますが、SONYのカメラで揃えると値段が高くなるのと付属品の点でやや不利なので、ここは安心のNikonが間違いないと考えています。

2.一眼レフは古くても性能が高く・長持ち

まず原則としてカメラというのは新しいモデルほど高性能です。
迷ったら新しいものを選ぶ方が失敗は少ないです。
昔のプロ用モデルよりも画質の良い新しい入門機が出ていることも度々あります。

ただし、ここでいう高性能というのは
不便なところでよりよく撮影する能力
ということになります。

つまり
動きが早いものをうまくとらえるオートフォーカス
暗いところでもノイズが少ない
といったようなことです。

口腔内写真というのは
暗い口の中を寄って撮影するという
カメラにとっては非常に厳しい状況ですが、
ストロボを焚いて十分明るい状況を作るので
実際にはあまりカメラの性能は必要ありません

カメラの性能に費用をかけても、撮れる写真に大きな変化はありません。

そのため最新のものにこだわる必要はなく
古くても壊れたり不具合が生じにくい中古の一眼レフがオススメということです。

それを踏まえて
コストパフォーマンスを考えると
僕のおすすめはNikonのD7000 D7100あたりです。

【レンズ】Tamron 90mm f2.8 Macro
Nikon 60mmf2.8

実際にはカメラよりも重要なのはこのレンズだと思います。
これを間違うと全く撮れません。

口腔内写真のレンズに求める条件

マクロレンズであること

焦点距離が35mm版換算90mm~150mm程度 であること

の2点のみです。

つまりフルサイズのカメラならそのままその焦点距離のマクロレンズを
APSCサイズのカメラなら60mm~90mmくらいのマクロレンズを
購入すれば条件は満たせます。

その他の要件はあまりありません。
マクロレンズであることが非常に重要です!

口腔内写真用レンズにあると便利な機能

手振れ補正
あると構図の安定に便利です。
これがないと手ブレが心配という方もいると思いますが、実は関係ありません。
ストロボを焚いて撮影したら写真がブレることはまずありませんので、写真自体の出来はあまり変わりません。

・高速なオートフォーカス
口腔内での撮影はマニュアルフォーカスをオススメするので
これはあまり重要だとは考えていません。
でもオートフォーカスで手軽に撮影したい方はあった方が良いかもしれません。

これらの機能はあるとレンズの費用が高くなるので
価格と相談という所になります。

経験上 Nikonのほとんど全てのカメラとレンズを使用してきた中で、

Tamron90mmf2.8macro
Nikon 60mmf2.8

この2本がすごくバランスが良いように思います。

【ストロボ】K&F Consept

口腔内の撮影においてストロボは実はレンズと同じくらい重要なアイテムです。

今までは安くて良いストロボがなかったために
口腔内撮影で使用するの機材は高価だったのですが、
この機材の登場で大きく変わったと思われます。

K&F Concept スピードライト

NikonのカメラでTTL(ストロボのオートモード)が使えて
安くて光量の大きいリングストロボはこれ一択だと思っています!

他の選択肢がほとんどないので省略してもいいですが、
純正の商品や Nissin からも高級なストロボが出ています。

※本気の審美のケース等では リングライトよりも
サイドストロボ・ツインストロボの方が
きれいな仕上がりになるのでお勧めです。
ただ今回の趣旨からは外れるので別の機会に紹介いたします。

機材選びは簡単に済ませたいという先生へ

以上の3つのアイテムをそろえれば
基本的にはうまく口腔内写真が撮れる機材は完成です。

口腔内写真を撮影してみていただけたらと思います^^

ただ、機材の種類が分かっても
・どこで買ったら良いのか
・どのような状態の商品を選んだらいいか
・設定をどうしたら良いのかわからない
そういった先生方もいると思います。

そんな先生はこちらの機材ページを参考に機材選びをおススメします。

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