
前回の口腔内写真6枚法(9枚法)の設定の記事に引き続き前歯部の写真です。
前歯部写真の設定方法
僕が使用しているオススメ機材
カメラ:Nikon Z50
レンズ:FTZ+AF-S micro Nikkor 60mmf2.8
ストロボ:ツインストロボ MF12+バウンサー
カメラ・レンズは口腔内写真6枚法で使用したものと同一ですが、
ストロボがツインストロボというものに変わり、バウンサーというものも使用しております。
お使いの機材やリングストロボを使っていただいても綺麗に写真撮れるんですが、よりクオリティ高く撮るにはこういった機材になるので僕はこれを使ってます。下部にも記事をまとめています。
必要なカメラ・レンズ・ストロボの設定
カメラの設定について
・f値…29
・シャッタースピード…1/200
・ISO感度…100
カメラの設定については先ほどとほとんど変わりませんが、
その中で上の数値に設定してください。
f値を29にする理由
前歯部写真では口腔内写真6枚法よりも歯に対して寄って撮影します。
カメラと被写体が近づくにつれて、ボケやすくなるので、
f値を上げてしっかりピントが合うように設定しましょう。
ISO感度を100にする理由
カメラと歯の距離が近づくと
ストロボの光が同じでも、強い光が当たるので
その分ISO感度を下げて対応します。
これでも明るい場合はストロボを調整してください。
レンズの設定について
マニュアルフォーカスで
撮影倍率を2:1にする
レンズの設定は基本的にマニュアルフォーカスを設定して使っていきます。
さっきはで3:1っていう倍率になるように合わせていたんですが、今回に関しては2:1という倍率に変えてください。
2:1という倍率にすることによって、さっきの3:1よりももっと歯に近寄ることができるので、迫力のある写真というのを撮ることができます。
ストロボの設定
今回はリングストロからツインストロボに変えていますが、基本は同じです。
こちらのストロボはTTLがないので、光量っていうのだけを調節して頂けたら十分かなと思います。
僕が今使っているのは1/4っていう光量~1/4+0.7EVっていうぐらいの光量にしています。
この辺については次回の実践編という記事や過去に作っている動画なんかを見て頂けたら、より詳細に見ていただけるんじゃないかなと思いますので、ツインストロボの詳細な設定を見たい方はそちらをご覧ください。
設定をしっかり行うと以下のような写真になります
歯に反射が少なく。細かい質感がよく表現された写真になるのではないかと思います^^
雑誌などにでも使えるクオリティになるのではないかと思います。
実際に使用した機材はこちら
という感じでカメラ・レンズ・ストロボの設定についてお話していきました。
このあたりの設定をまず守っていただくだけで綺麗な規格写真ってのを撮っていくことができると思います。
今後また改めて実践編で実際の撮影風景を踏まえて説明していこうと思いますので、ご興味ある方はご覧いただけたらと思います。
では今日これで終わります。
今回使用した僕の使用している機材はこちら