【口腔内写真】機材

【口腔内写真】Nikon Z50 から Z30 に乗り換えた理由|歯科医師向け

本日は僕が今使用中のカメラについて紹介していこうと思います^^

僕は以前Nikon Z50というカメラを使っているという記事を書きました▽

それを参考にいろんな先生にこのカメラを導入していただいております。

ただ今では使用中のカメラが変わったので、それについて共有しようと思いこの記事を書いております。

詳しくはYouTubeの方でお話ししているので、それをみて頂けたらと思いますが、今回は簡単に理由を解説します。

僕が選んだカメラは Nikon Z30

まず結論からお話しすると、今回僕が選んだカメラは同じくNikonのZ30というカメラです。

このカメラはNikonZ50をベースに外観やモニター、その他細かい部分を修正したカメラです。

センサーもエンジンも同じなので、基本的にZ50とZ30では撮れる写真は同じと思っていただいて結構です

左がZ50 右がZ30

若干の操作系が変わっている以外はほとんど同じです。

ただ中でも最も大きな違いが、
Z30ではファインダーがなくなっていることです!
これにより非常にスタイリッシュな見た目になっています。

またZ50がチルト液晶だったのに対して、Z30ではバリアングル液晶になっているのも大きな違いです。

細やかなところは違いますが、まずはこれだけ認識してもらえたら十分なくらいほとんどベースが同じカメラです^^

ではここからは僕がなぜこのカメラを選んだかその理由について解説します▽

ファインダー撮影をすることがほとんど無くなったから

まず一番の理由はこれです。

Z50にあって、Z30にないものの最も大きな要素がファインダーです。

一眼レフの時代にはカメラのこのファインダーで覗いて撮影するのが当たり前だったので、僕自身もこのファインダーのあるZ50の方がいいなと思って使っていたのですが、今ではそれが変わりました。

というのもファインダーを使わずに撮影した方が、撮影が早くさらに正確にできることに気づいたからです。

今では背面液晶の方が快適に撮影できる。

ファインダーを覗くと慣れないうちは水平垂直がとりにくいです。

ファインダーの狭い液晶を覗くよりも背面液晶の大きいモニターで見る方が、周辺までよく見えるで細かい構図の修正が容易です。

明るい屋外でのシーンではファインダーがないのは欠点になりますが、歯科医院の中で使用する口腔内写真において、ファインダーが必要なシーンはほとんどないと言える状況になってきました。

Z30の方が小型軽量

その上でここからはZ30のメリットになる部分についてお話しします。

まずはファインダーがなくなったことにより非常にシンプルな形状になり、小型でより軽量になりました。

クリニックにおいて口腔内写真を撮るのは、ドクターであることも多いですが、クリニックによっては衛生士さんや助手さんの方が多いかもしれません。

そういう場面において機材が重いと『撮らなくていいか』となってしまいやすいので、少しでも軽くて小さいカメラであることは重要です。

Z50でも十分軽量ですが、Z30はファインダーが省略されている分軽量になっています。

また小型なボディですが、それでいてグリップはしっかりしているので、持った時にものすごく軽く感じます

どうしても口腔内写真の機材はストロボに重量があるので、グリップがしっかりしていることは非常に重要だと思います。

この辺りがZ30はすごく絶妙なので、特に軽く感じやすい機材です。

Z30の方が細やかなところで使いやすい設計になっている

続いての要素は操作関係のアップデートです。

Z30はZ50よりも大体3年程度新しいカメラなので、色々な操作部が見直されて使いやすくなっています。

一番わかりやすいのはモードダイヤルの違い

今まではカスタムモードがU1とU2の2つしか無かったのがU 1~U3と3つに増えました。

これにより

・U1は口腔内5枚法用
・U2は局所のクローズアップ撮影用
・U3は顔貌写真用

という形で設定を保存しておくことができて、ワンタッチで設定を呼び出せるので非常に便利です。

用途別にカメラを分けている先生にはこの機能はさほど必要ないかもしれませんが、多くのクリニックでは1台のカメラで何役かさせるのではないかと思うので、意外と重要なアップデートです。

また充電やデータ転送の端子も変更

Z50 USB-microBケーブルで「充電」のみの対応

→Z30 USB-Cケーブル 充電しながら撮影できる「給電」に対応

その他のNikon Zのカメラと共通の操作系を採用して、複数のカメラを持つ方にも使いやすい設計になっています。

Z30の方がYouTube等の動画撮影にも使用しやすいカメラだから

これは多くの先生には役に立たない情報かもしれませんが、このカメラはVlog撮影に最適に設計されているため動画撮影にも非常にメリットが大きいです。

今ではクリニックでYouTube発信やInstagramの発信をされるところも多いと思いますが、その中で動画の撮りやすいカメラというのは非常に便利です。

スマホで撮るよりも綺麗なボケ感や画質が得られるので、そういう点でも非常に使いやすいカメラだと思います^^

総合すると現状 最も口腔内写真に適したカメラ

以上のことを考えると約10機種以上口腔内写真で使ってきた中で、さまざまな観点で最も口腔内写真に向いた機種であると言えるかと思います^^

自信を持っておすすめできますので、ぜひ口腔内写真のカメラ選びに迷っている先生は選んでみてもらえたらと思います。

またこちらのカメラを使ったセットもご用意しております。

購入希望の先生はこちらのページから▽

全てのシーンで万能に使いたい先生に
最もコンパクトに口腔内写真を撮影したい衛生士さんに
最高の画質で口腔内写真を残したい先生に

ミラーレスの場合は購入時に Z50→Z30(新品)変更オプション を選択してください

  • この記事を書いた人

matsu7s

歯科医師&カメラマニア YouTube”マツチャンネル 歯科医師向けカメラ機材紹介

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