こんにちは松島です。
兵庫県で歯科医師しています。

歯科用ツインストロボアダプター作りました

普段僕は口腔内写真の機材や撮り方に関するブログ記事やYoutube動画で情報発信をしていて、既存のカメラやレンズを紹介しています。

ただ今回はちょっと趣旨を変えて、自ら口腔内写真に向いている機材を作りました。

それがこちらです。

歯科用のツインストロボを最適な位置づけするためのアダプターです。
自前の3Dプリンターと既製品を合わせて作りました。

趣味が高じてとんでもないところまで来ました。

ではこれについて解説していきます。

【目次】

  • なぜ自作したか?
  • ツインストロボアダプターを使用することでどのような良いことがあるか?
  • 販売について

・なぜストロボアダプターを自作したのか?

まず今回自作したものがこちらです。

カメラとストロボをつないでいる下のプレートのことです。
ツインストロボというのは通常以下の画像のようなアダプターでレンズの先端に接続するものなのですが

この状況だと2つ問題がありました。

1つ目はレンズの先にストロボの荷重がかかってしまうという問題
これは現代の多くのレンズにとっては大きな問題ではないのですが、僕が使用していたレンズはレンズの先が伸び縮みするタイプだったので、ここに力がかかるとレンズがゆがんで修理が必要になるリスクがあったので、先に力がかかるのを避けたいという思いがありました。

※sonic technoのレンズも先端が伸びていく構造のため同じことがいえるかと思います

2つ目はストロボが盾を向いている事。
これはわずかな差なのですが、ツインストロボはだいたい以下のように咬合平面に対して垂直に向いています。

そのためストロボの光が口角に当たって光が十分に届きにくい時があります(臼歯に使用するときには特に顕著)

この2つの問題を解決するためにツインストロボのアダプターを使用したいと思っていました。

ただ導入できない理由がありました。それが歯科専用のツインストロボのアダプターはかなり高価だということです。

こういうアダプターをインターネット上で検索するとphotoMedなど色々なアダプターがヒットしたのですが、どれを手に入れるにもアダプターに4~5万円程度とかなり高額だったため、諦めていました。

ただこの度クリニックに3Dプリンターを導入し、これがあれば自分で最適なものを作れるのではないかと思い制作に至りました。

・ツインストロボアダプターを使用すると何が良いか?

ではこのアダプターを使用することで何が良いかということですが、基本的には先ほどの問題点2つを解消できます。

ストロボをレンズの先ではなくカメラ底部の三脚ネジを使用して支えることができるのでレンズの問題が生じにくいという事。

そしてインストロボの発光面の向きを咬合平面と並行にしてやることでより広範囲から光が届きやすいようにしました。

それにより歯に対してストロボの光の面が大きくなり、非常に自然で美しい写真になります。アダプターは現在1種類ですが、光のあてる角度を変えたりバウンサーに対応させることで写真の質感を大きく変えることができるのも強みです。

このような形で比較的シンプルな形状できれいな写真が簡単に撮れるようになります。

・販売について

この製品に関しては当院でも使用していますが、比較的多くの先生にオススメできるクオリティに安定して製作できるようになってきたので販売をいたしております。

カメラボディとレンズによって設計が変わりますので、基本的にはサイト上で扱っているカメラセットに追加する形で販売できたらと思いますが、こちらのアダプター&ツインストロボが欲しいという先生はカメラとレンズの情報を教えていただけましたら製作いたしますのでご連絡ください。

以上が今回口腔内写真用のカメラ機材を自作に至った経緯とそのメリットでした。先生方のフィードバックをいただきながらより良いものを作っていきたいなと思いますのでぜひ色々と教えていただけましたら幸いです